こんにちは、ぺこたです。
保育士試験では、筆記試験の「保育実習理論」という科目で絵本の作者や、その絵画技法を問われたりすることがあります。
わたしにとっては、正解になるかは別として絵本が出てくると一気に癒やし問題でした😀📖
誰もが知っている絵本もあれば、「あれ、この絵本知らないな」という絵本もあり、実際に読んでみると素敵な絵本ばかりだったので、ご紹介したいと思います!
わたしのワンピース 作:にしまきかやこ
野原で白いきれを拾ったうさぎは、ミシンでワンピースを縫います。
「ミシン カタカタ わたしのワンピースをつくろうっと
ミシンカタカタ ミシンカタカタ」
お花畑をとおれば花模様、雨が降れば水玉模様とワンピースはどんどん変化していきます。
最後はどんなワンピースになるのかな?
読んでいてとても楽しく、次のワンピースの柄が気になるお話です。
作者の西巻茅子さんは、父親が画家、母親は洋裁業をしていらっしゃったそうで、幼いときからミシンのカタカタ言う音を聞いていたのでしょう。
ちょうど想像力がたくましくなってくる3歳時のおしゃれ好きな女の子が好みそうな絵本です。
わたしも娘がもう少し大きくなったら読ませてあげたい絵本ですね😊
ちょっとだけ 作: 瀧村 有子 絵: 鈴木 永子
主人公は、赤ちゃんが産まれてお姉ちゃんになった「なっちゃん」。
赤ちゃんのお世話に忙しいママを見て、なっちゃんは自分ができる精一杯のことを背伸びしてやろうとします。
でも眠いときはやっぱりママに抱っこして欲しくて…。
兄弟が産まれると、ママの取り合いになってケンカになりそうなのに、なっちゃんはママが忙しいことをわかっていて我慢しています。
「えらいなあ、健気だなあ」といつの間にかなっちゃんの一生懸命な姿に引き込まれてしまいます。
そしてママもなっちゃんのことをちゃんと見ていて最後に愛情いっぱい抱きしめます。
読み終わったあとに心が洗われる、そんな絵本です。
保育士試験では、兄弟が産まれた子に向けてどんな本を選定するかという問題でこちらの本が取り上げられていました。
「上の子も下の子と同様に愛している」と面と向かって言いづらいことも絵本なら伝えられると感じた一冊です。
キャベツくん 作:長新太
こちらも知らない絵本だったので、図書館で借りて読んでみました。
広い大地にキャベツくんがぽつんといるところから始まります。
そこに、お腹をすかせたブタ山さんがやってきて、
「きゃべつっ!お前をたべる!」といいますが、キャベツくんは、
「ぼくを食べるとこんなになる!」と次々とブタ山さんを怖がらせて撹乱させます😅
キャベツくんの豊かな想像力で切り抜けますが、最後はブタ山さんが気の毒になって、食事を奢ってあげるというほんわかストーリー。
まるでトムとジェリーのよう😅
ブタ山さんが丸め込まれているのを見てクスッと笑ってしまいます。
そして冒頭にも書きましたが、広大な大地、どこまでも続く平原の開放感がすばらしい!
長新太さんは、漫画家としてデビューした後、イラストレーター、絵本作家として活動を広げられていったそうです。
力強く、大胆な色使い、一度見たら忘れられない作風です。
キャベツ君シリーズは全5冊あり、どれも面白く、300冊以上の作品の中でも支持される人気作の一つというのも頷けます。
だるまさんが 作:かがくい ひろし
赤くてぷくっとして柔らかそうな「だるまさん」
とてとて歩いてきて、何をするのかな?と思ったら
どてっ と転んじゃったり、
プシューっ てしぼんじゃったり、
だるまさんは置物じゃないんだ!とだるまの概念が覆ります😅
擬態語が多く使われているので、赤ちゃんから楽しめます。
わたしの娘も何が楽しいのかけらけらと笑ってくれました。
保育園では、「だるまさんが」というときに身体を揺らして遊んでいるそうですよ。
作者のかがくいひろしさんは、長年教師をされていた傍ら人形劇の活動をされていたそうです。
子どもたちの豊かな表情をよく見て、物語を組み立ててらっしゃるのかなと思いました。
まとめ〜素敵な絵本との出会い〜
みなさんの知っている絵本はありましたか?
試験というと、堅苦しく感じますが、こういった素敵な絵本との出会いを繋いでくれることもあります。
また、もし試験に合格した場合、保育士にそのままなる方もいらっしゃるでしょう。
そのときに、この絵本は〜というふうに内容を理解しておくと、すぐに絵本を選定できて便利ですよね。
即戦力になるために作問してくれているのかな?と感じました。
今後も絵本は試験の中で、さまざまな取り上げられ方をするかと思いますが、将来保育士として活かせるスキルだと思えば試験勉強の大変さも半減しますね。
楽しく勉強しながら、一緒に合格しましょう!
絵本ナビでは紹介した絵本を無料で試し読みできます。
知らなかった絵本も発見できますのでぜひ気分転換に訪れてみてください♪
最後までお読みいただきありがとうございました😀
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