みなさん、こんにちは!
ぺこたです!
今回は人工授精の体験談を話していきたいと思います。

わたしは5回チャレンジしたよ〜♪
痛くないし値段も高くないので、迷っているなら気軽に試してほしいな♡
人工授精とはどんな治療なのか知りたいという方
人工授精を受けようか迷っている方
の参考になれば幸いです。
この記事を執筆するにあたり、下記HPを参考にさせていただきました。
杉山産婦人科 人工授精 https://www.sugiyama.or.jp/comic/page5
人工授精とは?
人工授精は一般的にはタイミング法の後に行われる治療法です。
医師の指導を受け受精に最適なタイミングを見極めるところまではタイミング法と同じです。
タイミング法と異なるのは、医師が細いカテーテルを使って精子を注入することです。
選別された精子のみが注入されますので、その分妊娠率が上がるとされています。
人工授精のスケジュール
人工授精のスケジュールは自然周期(自然の月経周期に合わせる)をとるか、排卵誘発法をとるかによって異なります。
以下引用となります。(「詳しく知りたい不妊治療・人工授精」杉山産婦人科HP)
1)自然周期の場合
- ①月経周期10日目~12日目(排卵の2~3日前)
超音波検査(エコー検査)で卵胞の発育の程度や子宮内膜の厚さを確認し、排卵日を予想します。卵胞の直径が20㎜くらいになると排卵するので、これが一つの目安です。他にホルモン検査を併用する場合もあります。 - ②月経周期12日目~14日目(人工授精当日)
人工授精の当日に精液を準備し、調整を行った精子を子宮内へ注入します。 - ③人工授精後は排卵と黄体機能の確認を行います。黄体機能の低下が認められる場合は黄体補充療法(黄体ホルモンを内服、もしくは注射)を行います。黄体機能の低下は受精卵の着床障害や流産の原因になることがあります。
- ④人工授精を行ってから2週間が経過しても月経が来ない場合は妊娠の判定を行います。
2)排卵誘発法を併用した場合
最初の①の卵巣刺激を行わない方法もあります。その場合は上記1)の自然排卵の過程に排卵誘発をプラスする形になります。
ここでは卵巣刺激を併用した排卵誘発法の流れを示します。
- ①月経周期5~14日目
卵巣の刺激が必要な方には以下の薬剤を使用します。- ・内服薬の場合(クロミフェンなど)
- ・注射の場合(hMG/rFSH)
注射を行う回数だけ来院が必要になります。㎜くらいになると排卵するので、これが一つの目安です。他にホルモン検査を併用する場合もあります。- ②月経周期12日目~14日目(人工授精当日)
人工授精の当日に精液を準備していただき、調整を行った精子を子宮内へ注入します。 - ③人工授精後は排卵と黄体機能の確認を行います。黄体機能の低下が認められる場合は黄体補充療法(黄体ホルモンを内服、もしくは注射)を行います。黄体機能の低下は受精卵の着床障害や流産の原因になることがあります。
- ④人工授精を行ってから2週間が経過しても月経が来ない場合は妊娠の判定を行います。 〜杉山産婦人科医院HPより〜
- ②月経周期12日目~14日目(人工授精当日)
人工授精の妊娠率は?
4周期以上行った累積妊娠率は、40歳未満で約20%、40歳以上で10〜15%といわれています。
つまり、80%以上の不妊患者が人工授精では妊娠が難しいのが現実です。
妊娠が確認された患者のうち88.0%が4周期以内でした。(公益社団法人日本産婦人科学会 ホームページ 10.人工授精 参照)
人工授精を行う回数については、上記のように9割近くは最初の4周期以内で妊娠が認められているので、多くとも4~6周期をめどに体外受精などへステップアップしている例が多いようです。
(生殖医療の必修知識 一般社団法人日本生殖医学会 2017 p245参照)。
人工授精当日…!痛い?→痛くないよ!
わたしは2020年1月から5月まで人工授精を受けました。
卵胞が育つのが遅かったので、排卵誘発剤(クロミッド)を使用した方法を選択しました。
まず生理5日目ぐらいに受診して卵胞の大きさを測ってもらいます。
そして卵胞を大きくしてもらうように調整して排卵日を推定していくのですが、これがなかなか難しい!
わたしの卵胞は大きくなるまでに薬を使っても3週間ぐらいかかりました。



卵胞が大きくなるペースは個人差があるみたい。
でも逆に自己流ではわからなかったから体験して良かったと思ったよ!
そして人工授精当日。
夫氏にお願いし、朝9時に採精!
それを大事に胸の中で持っていきました!(めちゃ寒いときだったので)
遠心分離機で調整するまでに一時間ぐらい。
そして!
名前を呼ばれて診察台の上に行きます。
精子が注入されますが、このときの痛みは特になし。
液体が注入されている感覚があるだけで、すぐ終わりました。
逆流してこないようにしばらくお尻をタオルの上に乗せた状態で20分ほど待ちます。
(といっても腹圧で少し戻ってきてしまうのですが)
その後帰っても良いという指示がでます。
半日ほどで終了です。
人工授精のメリット
人工授精のメリットは体への負担が少ないことです。
また、金銭的にも1万円ほどで取り組みやすい治療法といえます。
さらに現在は保険適応のため、より安くチャレンジしやすいかと思います。
人工授精のデメリット
レスになる…かも?
この日にこの時間で!という制約が人工授精から厳しくなります。
男性の場合、疲れているのに平日の朝9時までに出してください!といわれてもプレッシャーですよね。
わたしは時間に間に合うかハラハラしながら待っていました💧
そんなことを5周期やっていると、行為そのものを負担に感じてしまったり、身体的な距離を感じるようになりましたね。
今は仲直りしましたが😅
お互い余裕がないと難しいと感じます。
スケジュール調整が難しい
わたしは薬を使って卵胞を早く大きくするようにしてもらっていたのですが、調整に何回か通院しました。
以下は通院していたときの診察内容です。
見返してみると、1周期に最低7回通院していたようです。
①生理5日目に来院。薬処方。
②その1週間後に来院。内診。
③1週間後に来院。内診。まだ20mmにならず(20mmになると排卵するといわれる)。
④その3日後に来院。
⑤その2日後来院指示
⑥内診して20mmになった卵胞を発見。翌日人工授精にするといわれ職場に有給申請
⑦人工授精当日。
こんな感じでスケジュールが急に決まります。
人工授精の日は平日になることが多かったので、職場に有給を申請してましたが、冷たい視線は今でも忘れられません…(^_^;)
自分で前もって休みを決められないのがネックですね。
また、職場の理解を得られるか…多くの方がぶち当たる壁だと思います。
人工授精の副作用は?
人工授精は医師によって慎重に進められますが、副作用やリスクを伴うこともあります。
以下がその一例です。
①卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
排卵誘発剤を使い卵巣刺激を行うことにより一度に多数の卵胞が発育する結果、卵巣が腫大してしまい、時には腹水の貯留が起こり、腹痛、腹部膨満感、血液濃縮、乏尿、血栓症などを伴うことがあります。
②出血
採卵時や人工授精時のカテーテル挿入によってごく少量ですが、出血することがあります。
③感染
子宮や卵管、腹腔内に感染が認められることがあります。
④多胎妊娠
卵巣刺激法を併用した排卵誘発法の場合には多胎妊娠の可能性があります。クロミフェンによる多胎妊娠の可能性は低いのですが、hMG/rFSHなどのゴナドトロピン製剤を使うと約5倍近くもその可能性が高まるとも言われています。
https://www.sugiyama.or.jp/comic/page5より引用
人工授精は取り組みやすい!けどスケジュール調整が大変!
以上がわたしが感じた人工授精の体験談、メリット・デメリットです。
自分の身体なのに、自分でスケジュールを決められないもどかしさもあり、わたしは早々と体外受精に進みました。
もちろん人工授精は保険適応になり、医師からの適切な指導が受けられるのでとても良い治療法かと思いますが、結果が出ないときはステップアップを検討したほうが良いかと思います。
わたしの経験が少しでも参考になれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
またね。
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